しろうと理論

  • 2018年5月17日
  • 2022年3月17日

イギリスの社会心理学者ファーンファム(1988)によって提唱された理論。

平たく言えば、一見もっともらしく聞こえる自分なりの解釈や思い込みのこと。
人は異常事態に対して科学的にしっかりとした背景がある説明を受けた場合でも、自分なりの解釈と一致しない場合は不安を鎮めるために自己の納得のできる理論を優先してしまう傾向がある。

特に、人類学、犯罪学、心理学、社会学で起こりやすい。ある行動現象を「科学的」に説明し、同時にその行動について、しろうとが行う暗黙的で定式化されない「非科学的」な説明を研究して、学問的に明らかにする分野で起こりやすい。

ニコルソンとカールスの研究によれば、下記のようなもっともらしい質問への誤答率は50%を超えており、いかにもっともらしい定説が社会に蔓延しているかも明らかになっている。

・老人が襲撃される危険は最も高い
→答え:いいえ。老人が被害者になる頻度は最も少ない。

・精神病者は典型的に内気で内向的である
→答え:いいえ。たいていは外交的で、衝動的、抑制がきかない。

・強姦犯人のほとんどは凶器を持っている
→答え:いいえ。凶器を持っている犯罪者は少ない。

犯罪等を抑止していく意味でも正しい背景による理論理解が進むことが求められている。

参考:「犯罪の心理」 出口保行 東京未来大学

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